Case 3 情報開示
- 整形コンサルコム
- 2021年4月22日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年4月24日
クリニックの未来について如何、お考えでしょうか。
C先生から、開業した病院を売却したいとご相談を受けていました。
医院の買収案件に、整形外科クリニックC先生と供に同行を致しました。
買収先は、心療内科の開業の先生です。
今回、整形外科クリニックで閉院を決めた理由は、
コロナの感染症が、2波、3波と続き、
今後もこの影響を受けると見据えてのことでした。
治療法が確立されていない中、先生は、リスクを受け入れて
対面で患者さんと向き合うことは、心労だったでしょう。
無理に開業を続行するより、この先を考えると懸命な選択肢の
1つかもしれません。
このような状況下でも開業にとらわれず、
どのような人生があっても良いでしょう。
家庭環境や、返済等の義務や責務が生じなければ、
違う選択肢も可能です。
先生のご参考になれば、クリニックを買収される場合の
内容について簡単にお伝えします。
クリニックを買収される場合に、必要な資料として、
決算期の書類を、3期分ほどを準備します。
買手に、決算書類を提示します。
また、テナントや、建物の賃貸契約書も必要です。
加えて、建物や土地を所有の場合は、固定資産税の評価資料も提示します。
全体の医療収入や、資産評価額を算出して、買収額を決めて行きます。
該当クリニックの値段が、どれ位なのかおよそ検討が付くと思います。
一番の問題は、土地やテナントの賃借契約がある場合です。
契約内容により、半年〜1年分位の違約金が発生することがあります。
売買契約で、追随して支払いの負担額が増加して、ネックになります。
開院時に、賃貸契約で閉院までのことは、深く考慮していないですが、
売却時には、辛い負荷になります。
買収する先生は、今後、心療内科のサテライトへのお考えでした。
今回、双方の先生は、開業年数も、年齢もほぼ同じ時代であり、差異はなかったです。
違いは、診療科目だけでした。
後は、先生同士の話し合いに移行します。
双方に取り利害関係が、一致すればお互いのシナジー効果になります。
お互いのマッチングが、上手く行き、先々の良い春のスタートが切れますように。
@Hiroo 75 (経営)
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