医療と経営について専門の整形外科コンサルコムです。
今回は、ステークホルダーとの関係につてです。
ご参考になれば幸いです。
―10年先の未来
2023年1月に、ダボス会議が開催されました。
世界の経済について、経済界や企業界のトップが今後の経済、雇用などについて
議論を行う会議です。
一方で、10年後に自社が存続をしない可能性を4分の1のグローバル企業家が
危惧をしています。
理由は、エネルギー不足から起こる物価の高騰に加えて
この数年のコロナによる経済の低迷から起こるインフレのためです。
感染症など1つでも事象が起こると経営が困難になることが分かります。
もう一つご紹介します。
―経営の持続性
日本電産は、創行から50年経ち永守社長が再度、社長に就任をしました。
経営や方向性の違いからです。
創業者は、ゼロスタートで自社の成長を築き上げて、描いた理念や実績
があります。
他人へ委任した場合は、経営にたけていても思うよういかないです。
―ステークホルダーの必要性
これからは、ステークホルダーの利害関係者を含んだ考えに移行しては
如何でしょう。
Cf シェアホルダーは、株主を重視する考え方です。
ステークホルダーとは、経営者、従業員、取引業者、銀行、行政などを通して
長期的な企業の継続を行います。
‘60年〜’70年代にかけてニクソン大統領は、フリードマンを
ブレインとして経済政策の導入をしました。
インフレーションの脱却には、自己の利益を追求する方法から
関係者全般を取り入れる考え方で、事業継続を行い安定させます。
―クリニックのステークホルダー
※ 婦長
業務全般について管轄をします。
医師から依頼されたことだけでなく、自発的に発言をして、自主的に行動する
人です。
柔軟に対応をして、かつ冷静な判断が行えることです。
言われたことだけするのではなく、クリニックに対して積極的に活動が
出来る人です。
※税理士先生
決算書の作成や申告をお願いしますが、書類のやり取りだけではなく
具体的には、状況に対して教示をして戴ける先生が理想です。
月次業務報告の遅れや、問題が起こった後で相談に乗って戴く場合は
対応が遅くなりがちです。
クリニックの現状を的確に伝えて戴ける先生が、有難いです。
※金融機関の担当者
銀行の取引量により、担当者のタイプは様々です。
営業の関係者が主になると、主な目的が融資に繋がります。
クリニックの財務や経営については、目的が違うために
ほぼ見識がない方と、ある程度は理解出来る人がいます。
融資以外の困りごとに対して、相談や対応の出来る担当者が理想です。
―留意事項
基本的には、三業種ともにクリニックの取引関係者やスタッフです。
一方で、クリニックの経営や運営については、精通をしていないので
留意を願います。
―導入理由
1この先、さらに物価上昇が予想されるので経営ビジョンが厳しいこと
2テークホルダーが、役割を担うことで経営のリスクが事前に防げること
3問題の解決や意思決定する場合に、意見が参考になり経営の安定が図れること
―メリット
先生は患者さんのことが主体になります。
従って、現場、取引先や経理上から客観的な意見を聞きます。
何が起こっているか、事前に問題を把握することが出来ます。
周囲の有能なブレインの協力を得て、この先の問題を解決して乗り越えます。
クリニックの継続が果たせるように周囲のステークホルダーを
上手に活用ください。
参照引用
内閣府
https://www5.cao.go.jp/npc/sustainability/concept/definition.html
One plat
https://www.oneplat.co.jp/media_top/ステークホルダー資本主義とは?メリットや問題/
ダボス会議
Bloomberg
ブリタニカ国際大百貨事典
https://kotobank.jp/word/フリードマン-126896
Ginza@121 (経営)
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