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外国人患者の受入法

2025.11.26

外国人患者様の受入方についてです。

新たな顧客としてまた、外来に於いて新しい取り組みになります。

昨今、日本は円安も伴い海外からインバンドの需要が伸びています。

加えて、就労者や留学生は増加傾向にあります。

今後も就労者、観光者等の増加傾向にありニーズを取り入れます。

―数字から見る

2025年 訪日観光者数  約400万人  (主要国フランス、スペイン、アメリカ)

      在留外国人数  約395万人   (主要国ベトナム、中国、フィリピン)

在留外国人の場合は、大企業が就労者として雇用を行っているためにニーズが

あります。

―留意点

会社に雇用されている際は、日本の保険証があり未収になる可能性は少ないです。

保険制度は、国民保険制度のシステムがあるのは日本のみです。 

若しくは、手持ちの支払える金額に設定します。

一方で、観光客の場合は、自由診療のため来院した際に医療の未収金が発生する

可能性もあります。

―医療費の考え方

1 医療費の支払いは、受付でカードかキャッシュか事前に聞きます。

窓口で、全額の医療費を請求する場合は、本人が支払える額にします。

持参金が少額ならその範囲内で診療を行います。

若くは、事前にカードの提示をお願いします。

2 本人確認

パスポートの写真付きの証明出来るもので本人確認します。

加えて、母国の連絡先か代理人の連絡先、そして海外保険の有無を聞きます。

また、支払い同意書に記入をします。

―診療点数と支払いの考え方

事務は、少額の持参の時は支払い可能な金額を事前に医師に伝えます。

Ex,診察にプラスして、レントゲンのみ、検査のみ、投薬のみ、リハビリのみで

状況に応じて対応します。

―通訳の仕方

まず、携帯電話を2本用意して、受診時に受付と診察時に携帯電話を使用します。

翻訳サイトから外国人患者の言語にします。(Ex,日→英、日→仏など)

Ex,可能なら、医療の通訳のメーカーと事前に契約を行います。

そして、電話を介して通訳をお願いします。

または、簡易翻訳の出来るポケトーク携帯用を使用します。

こちらは、主にレントゲン等の検査をする際に使用します。

―各部署での準備

受付、診察、処置、レントゲン、リハビリ等の各部署で良く使う単語のマニュアルを

事前に作成します。

スタッフは、外国人との会話の経験は少ないためマニュアルを声に出してフレーズを

読む機会を設けて練習をすると抵抗が少なくなります。

―患者対応時間

受付の所要時時は、おおよそ5分程度、診察時は8分程度です。

会計時、投薬等の説明においては、5分位の目安になります。

慣れてくると医師、受付の対応は、同じ用語を使用するため時間をかけずに

対応出来るようになります。

―タブーなこと

異文化の違いを尊重して、宗教、政治、思想についての話題は避けます。

―ポイント

受付は、外国人対応に慣れるまでは度胸です。

相手国の挨拶程度は言えるように 『こんにちは ありがとう』で十分に対応は

可能です。

文化の差異に対応するときは、相手の目を見て言うこと、最後に笑顔で挨拶をします。

―クリニック効果

毎回、新患に繋がるためにクリニックにとり新たな顧客になり収益として伸びになります。

医師、スタッフにとり緊張感を伴いますが、海外の人と交流になり業務に面白みを感じます。

語学系に関しては、頭を使うために慣れるまでは少し休憩を入れます。

加えて、相手国の語学言語は覚えなくて良いです。

理由は、医療として診療業務を行うための一つの方法です。

外国語の会話に注視すると思考が、言語の理解と数理的な回路の違いにより業務に

ケアレスミスが出やすくなります。

あくまで、クリニックに取り入れて楽しむ程度に導入をすることです。

参照引用

経済産業省

https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/iryou/downloadfiles/pdf/26fy_sankousyo_all.pdf

厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000795505.pdf

整形外科コンサル.com オリジナルです。

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Ginza @ 165 (医療)  外国人患者の導入  2025/11/26

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