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組織のレベル

2023.01.09

こんにちは、コンサルコムです。

今回は、組織の改善についてです。

お役に立てば幸いです。

開業は、先生や奥さまの趣向で

クリニックにより雰囲気の違いがあります。

加えて、患者さんから見て、そのクリニックが良いかどうかの

心象が決まります。

この基準がないため、患者さんの志向を把握するのは難しいですが

スタッフの意識レベルを上げると、心象が変わります。

スタッフ構成の仕方についてです。

―リーダーに向く人

1 知的なレベルを維持するためには、一定以上の能力のある人だけで

  話し合いを行うこと。

2 優秀な個人の判断に任せること。

この2つの理由をお伝えします。

A-ミーティングや、改善を行う場合に人数が集まると

意思決定が変わることもあります。

―能力の低い人は、自分の実力を過大に評価します。

 このようなタイプの人は、繰り返しフィードバックを行います。

―次に能力の高い人が、能力の全く違う低いタイプの人と話すと

 他者の意見を聞き入れてしまい誤った判断を行います。

 これを避けるためには、コミュニケーションを図り、的確な判断を

 行えるようにします。

このように、能力差が生じる場合は、同じグループで意思決定を行うと

能力の低い方の意見に傾く傾向があります。

これは、組織が陳腐化して行く良くある例です。

長年でグループミーティングを行っても、一向にスタッフの質が

向上しない時は、誰の意見が際立っているか、反映されているか

見極めて見てください。

キャリアや勤続年数に配慮する必要はないです。

B―自己評価についてです。

1 能力の低い人は、自分が低いことを理解していない。

2 能力の高い人は、自分を共同体の中で目立たないようにする。

―能力の低い人は、自分を過大評価します。

 自分の能力を客観的に伝えても、自分の能力が低いことを

 理解が出来ないからです。

 逆に、分からない、また良く理解していないために、自分に自信を

 持ちかねないです。

―能力の高い人は、自分を過小評価します、

  自分より上の権力者、地位の高い人に排他される可能性があり

  なるべく目立つことに危惧します。

  更に、自分の認知能力に対して一貫して過小評価を行います。

職場グループで、どうしても看護能力の差が生じます。

患者さんも、良くわかり『この人にお願い』と言われたことは

ないでしょうか。

患者さんは、スタッフの誇示する部分が強いと、どうしても

訴えにくくなります。

能力の劣る場合は、業務が上手く出来ていないことを理解するには

本人が、改善の意識を持たない限り難しいです。

このような場合は、配置換え、業務変えを試みてください。

組織は上手く機能しない時は、全員の意見を汲み取る場合と

個人の能力差が生じる場合です。

能力の高い人は、終始一貫して、自分を過小評価するために全面に

出ないです。

従って、組織が能力の低い人に合わせる傾向になります。

この様に至らないために、グループで能力の高い人だけで推進を行うか

優秀な個人をリーダーにして、判断を任すようにします。

クリニックを心象の良い組織に編成して、患者さんから歓ばれるように

ご一考ください。

参照引用

『バカと無知』橘怜 2022 新潮新書

Ginza@ 118(組織)

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